連華とめだか文花瓶
Artist : Émile Gallé
Production year : 1889年頃
SIZE : 14cm
CATEGORY : 初期
技法:宙吹き、被せガラス、グラヴュール
1889年パリ万博で発表された『悲しみの花瓶―黒(Vase de tristesse)』シリーズとして、ガレの芸術の頂点をなす作品のひとつである。マンガンを用いた黒ガラスを作り、華やかでただ美しいだけでなく、「哀愁」「悲しみ」といった深い感情を託すことで人の心に訴えかける作品である。メダカと蓮が語りあうかのような精神美溢れる本作品はガラスという素材を凌駕した真の芸術作品というべき名品である。
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